50代男性 テニス肘

来院動機

2年前からテニスをする際に肘への痛みが出現するようになり、テニス肘と診断を受けた。その頃はブロック注射をうちながらなんとか状態を保っていたがなかなか改善にはいかず、痛みがなくても違和感がずっと続いていた。

また最近になってテニスだけでなく、着替える時や肘を伸ばす動作をするだけでも痛みが出るようになっていた。

仕事柄デスクワークということもあり普段から背中が重たく感じることがよくある。

根本的に治療するために当院のホームページをみて来院を決めた。

 

問診内容

初回施術

テニス肘の根本は姿勢不良からおこることもあるため、現状の身体の歪みを確認するために姿勢の写真を撮影し、視覚的に悪くなっているところを確認した。骨盤が歪んでいることによって背骨にも歪みがでており猫背になっていた。

全体の筋肉を緩める治療を行ったあと、特殊なローラーを用いて背骨矯正を行い姿勢の部分からアプローチした。その後肘周辺の筋肉の線維を整えるように特殊なローラーをあて筋肉が正常に動くように矯正した。

痛みの原因になる熱を抜くために肘を氷水で冷却し、テーピングを貼付。

最後に姿勢の習慣を変えるために正しい座り方を指導した。

2回目の施術

初回から3日後に来院。

肘の痛みは屈伸運動で痛みは出るが、痛みの強さは半分くらい軽減された。またその週は背中の疲労感、重さも軽減されていた。

前回同様に筋肉を緩める治療を行った後にローラーを用いて矯正をした。2回目の矯正後は肘の可動域は上がり痛みはなかった。

治療後は引き続きアイシングをしテーピングを貼付。

状態をより安定させるためには2〜3日置きに治療できると理想的なため、週2回の通院を促した。

5回目の施術

初回施術から1週間程で痛みは7割程減った。痛みより違和感程度の状態。背中の重さは週末少し感じるくらいでひどくはなってない状態だった。

筋肉の硬さ、身体の歪みはまだまだ残るため、引き続き矯正と筋肉を緩める治療をした。アイシングは継続させ習慣を変えるサポートテープを貼付。

姿勢を支えるためのインナーマッスルの検査をし、筋肉量の低下が検査よりわかったため、インナーマッスルのトレーニングも一緒に当院で始めた。

 

10回目の施術

当初の悩みであった肘の痛みは日常生活、運動時ともに感じておらず状態良好であった。背中も違和感なく日常を過ごすことができている。

筋肉を緩める治療、矯正は身体に正しい状態を癖付けるために継続的に行い、良い状態を保てるようにした。

現状

現在は痛みなく過ごせているため、週2回の通院から週1回のペースに変更し、矯正とインナーマッスルのトレーニングをセットで継続し身体のメンテナンスをしている。

今後もアイシングや正しい姿勢の指導を行い、負担の少ない身体作りを目指して通院しています。